学校では公式の暗記を求められます。覚えきれないという方も多いでしょう。今回は高校数学、高校化学、高校物理の公式で覚えなくて良いものを紹介します。
数学:解と係数の関係 数学Ⅱで出てくる公式ですが、2次方程式用と3次方程式用があってややこしいですね。そのうえ何が分母に来るか、何が分子に来るか、符号はどうか、この3点を暗記しないといけないので厄介です。
しかしこちらは簡単な二次方程式三次方程式を用意してそちらの解を求めます。
二次方程式の場合、
2つの解の積と和を求めます。
三次方程式の場合、
3つの解の和
3つの解の積
3つの解のうちの2つの積を求め、そちらを同じ手順で3組作り、3組の和(例:X=1,2,3の場合 1×2+2×3+3×1=11)
の3つを求めます。
求めたものと元々の二次方程式三次方程式を見比べると規則が見つかります。ここで覚えておきたいのは最高次の係数がかならず分母に来ることです。
化学:mol濃度の計算 高校化学で最初に物質量や密度などを使う計算を習い、学校は何度も練習して解法を覚えろと言います。それでもわからなかった方にお勧めなのは単位を見ることです。
試験の問題文には単位が書いてあることが多いです。
理科で求める式は右辺と左辺の単位は共通です。そのため求める答え(右辺)の単位と一致するように与えられた量の単位をみて式(左辺)を作りましょう。
注意すべき点はこちらです。
・1L=1000㎤(字がつぶれていますが立方センチメートルです)・モル質量濃度(溶質の物質量mol )/ (溶媒の質量kg)・アボガドロ定数 個数をmolで割る単位です。 教科書は [/mol]と書いてあるので頭の中で分子に[個]を足しましょう。物理:電気分野 電気分野では公式の暗記を求められますが、似たものが多く間違いやすいです。こちらも
理科で求める式は右辺と左辺の単位は共通というルールを適用して公式を覚えます。但し係数がついている公式は丸暗記のほうが楽かもしれません。このやり方をするにはローマ字に対応する単位の暗記が必要です。
電場 E [N/C]=[V/m]=[J/C]
電気量 Q [C]
電圧 V [V]
距離 d [m]
電気容量 C [C/V]
電流 I [C/s]
となります。
また W[J]=q[C]V[V] という仕事の公式の両辺をt秒[s]で割ると電力の公式となる、P[J/s]=I[C/s]V[V] ということもこの分野の公式理解のヒントとなります。
磁場分野のほうはまだ研究中なのでしばしお待ちください。
文字のみだと説明しにくいのでよければ動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=QJvkVOAQOZM&t=525s
最初は数学、4:25のところから化学17:10のところから物理です。