先日、プロレスラーの女性が22歳という若さで亡くなり、ネットでの誹謗中傷が原因の自殺だとみられています。そのあとは誹謗中傷した人への批判が高まっています。もちろん誹謗中傷した人は法的に措置をとるべきだと思います。
しかしながら誹謗中傷した人(ここではAグループとします)たちをネット上で過度に批判すること(ここではこの人たちはBグループとします)もまた問題だと思います。今度はAグループの誰かが追い詰められて自殺するかもしれません。これを因果応報と思う方もいるかもしれませんが、かりにAグループの誰かが自殺したらこんどはBグループを批判するCグループが出ての繰り返しになります。これは戦争と似た構図だと思いませんか?
現在でも中東と呼ばれるところでは戦争が終わりません。その理由のひとつは「敵国の兵士に家族を殺されたから」と憎む人が多いからです。中東の人は復讐心で戦争をしています。「復讐の復讐」と言った形でどんどんと戦争が続いていきます。
ネットの誹謗中傷の連鎖は避けるべきかなと思います。このブログを書くこと自体、批判に加担することになるのかもしれませんが、書くべきと思って書きました。